量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所などのグループは、地中の植物の根が、養分を得ようと土や微生物に働きかける様子を画像で捉えることに世界で初めて成功したと発表した。植物の生存戦略を解明し、少ない化学肥料でも生産性が確保できる技術向上につなげたいという。
発見したのは、研究所の尹永根主任研究員と河地有木プロジェクトリーダーらのグループ。放射性同位元素(RI)の動きを追跡できる「RIイメージング技術」を生かした。
植物は、光合成によって生成した物質を根から土へ分泌して土と微生物に働きかける。微生物の動きを活発化させ、土から養分を取り込んでいる。
今回の研究では、マメ科のダイ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル